アントニー・ブリンケン米国務長官は1月9日、ガザでの紛争が地域の火種となることを防ぐため、イスラエルの指導者らと会談した。
10月7日のハマス過激派によるイスラエル攻撃によって引き起こされた戦争の終結に向けたアラブ諸国指導者らとの2日間の会談について、イスラエル政府関係者に説明するため、1月8日夜にテルアビブに到着していた。ブリンケン氏にとって、この地域への歴訪は10月以来4度目だ。
イスラエルによる攻撃は2万3,000人以上のパレスチナ人の命を奪い、沿岸の小さな飛び地であるガザの大部分を破壊し、人道危機の悪化を引き起こしている。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、自国と最も親密な同盟国である米国やアラブの指導者たちから、攻撃を縮小するようさらなる圧力を受けている。
ジョー・バイデン米大統領は1月8日、サウスカロライナ州で「今すぐ停戦しろ」と叫ぶデモ隊に直面した際、イスラエルに攻撃の手を緩め「ガザから大幅に撤退する」よう「静かに」働き掛けてきたと述べた。
イスラエルは1月8日、レバノン南部でハマスの同盟組織ヒズボラの最高司令官を殺害し、戦争は拡大の兆しを見せている。