人権団体OVDインフォによると、ウラジーミル・プーチン大統領の最も手ごわい反対者であったアレクセイ・ナワリヌイ氏の死後、ロシア人たちが集まり献花を続ける中で、ロシア32都市に広がった集会で400人以上が拘束された。
ロシアでの政治的集会でこれほど多くの人が次々と逮捕されるのは2022年9月以来で、当時はプーチン大統領がウクライナでの軍事作戦のために発動を宣言した予備役の「部分的動員」令に抗議するデモで1,300人以上が逮捕された。
47歳の元弁護士ナワリヌイ氏は、30年の刑期で服役していた北極圏の流刑地「北極の狼」で散歩の後に意識不明となり、2月16日に死亡したと刑務所側が発表した。
ロシアでの集会の自由について報じるOVDインフォによると、逮捕が最も多かったのは、以前からナワリヌイ氏の支持が強かったサンクトペテルブルクとモスクワだった。サンクトペテルブルクでは2月17日午後11時現在、200人以上が拘束されている。