イラン内相は3月4日、議会選挙の投票率は約41%だったと発表した。イスラム教(シーア派の)聖職者たちが政権を握った1979年のイスラム革命以来最低の投票率だ。
若者が多い同国では政治的・社会的な制約にいら立ちが募っており、経済的な苦境が深刻化し、選挙の選択肢が乏しい中で、3月1日の選挙は聖職者による政権の正統性に対する試金石とみられていた。
「イランの有権者6,100万人以上のうち約2,500万人が、3月1日の選挙で290議席の議員に投票した」とアフマド・バヒディ内相は述べた。
2022年から2023年にかけて反政府デモがイスラム革命以来最悪の政治的混乱に発展し、暴力的な弾圧によって鎮圧されて以降、初めての選挙だった。
穏健派と保守派の有力者が選挙に参加せず、改革派が自由で公正な選挙ではないと主張する中、選挙は強硬派や一部保守派の争いとなった。皆、イスラム革命の思想に忠実を誓う者たちだ。