ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領はウクライナによるロシア西部クルスク州への奇襲攻撃について初めて認め、ウクライナが「正義を取り戻す」ため、そしてロシア軍に圧力をかけるためにロシア領土への侵攻を開始したと述べた。
ロシア軍は8月11日、開戦以来最大のロシア領土への侵攻に対して6日目の激しい戦闘に突入、援軍が到着し始めるまでロシア南西部は脆弱な状態に陥った。
ロシア当局は住民の避難を急ぐとともに、8月10日に(クルスク州を含む)隣接する3州に徹底した警備体制を敷いた。軍事アナリストによれば、今回の攻撃はロシア政府に不意打ちを食らわせたという。
ロシアの忠実な同盟国であるベラルーシも、ウクライナとの国境にさらなる軍隊を派遣した。
ゼレンスキー大統領は毎晩定例の動画演説で、ウクライナ軍のオレクサンドル・シルスキー総司令官と作戦について協議したと述べ、ロシアが2022年2月に隣国ウクライナへの本格的な侵攻を開始して以降行なってきたのと同様の手段で応酬することを誓った。