カナダのジャスティン・トルドー首相は1月6日、9年間の政権の座から数ヵ月のうちに退くと述べた。選挙前の世論調査での自由党惨敗に危機感を募らせた議員らの圧力に屈した形だ。
世界で最も著名な進歩的指導者の一人であるトルドー氏は記者会見で、数ヵ月以内に党が新しい党首を選ぶまで首相と自由党党首の両方に留まると感情を抑えた口調で述べた。
「この国は次の選挙で真の選択を行なうに値する。党内抗争をしなければならないなら、私はその選挙で最善の選択肢になり得ないことは明白だ」と語った。
また議会を3月24日まで休会、一時中断すると発表した。/次の選挙は10月20日までに実施される。世論調査によると、物価高と手頃な価格の住宅の不足に憤る有権者たちは、野党保守党を選び、誰が党首になっても自由党を大敗させるとみられる。