3Mは、同社の耳栓を使用して難聴になったと訴えるアメリカの退役軍人と現役軍人による訴訟で和解するため、60億1,000万ドル(8,700億円)を支払うことに合意したと、同社と原告の弁護士らが8月29日に発表した。
約24万人が和解金の支払いを受ける資格があると予想されると、弁護団を率いるクリス・シーガー氏は記者会見で述べた。
3Mは、受け取り資格のある原告のうち、参加を決めた人が98%以下だった場合、この合意を破棄する権利があるが、シーガー弁護士はその基準値が満たされることに自信があると述べた。