金融サービス支払いシステムへの大規模なサイバー攻撃は、世界全体で3兆5,000億ドル(524兆円)の損害につながる可能性があり、その多くは保険で補償されないと、ロンドンの商業保険市場ロイズは10月18日に発表した。
ロイズとケンブリッジ・リスク研究センターが取り組んだ連鎖リスクシナリオによると、アメリカは、そういった攻撃から5年間で1兆1,000億ドル(164兆円)の損害を被り、それが世界のビジネスに拡大する混乱を引き起こしうるという。
中国は4,700億ドル(70兆円)、日本は2,000億ドル(30兆円)の損害を同じ期間に受けるだろうとロイズは述べた。