家族経営の製菓メーカー、マースは「チーズイット」の製造元であるケラノバを360億ドル(5兆3,000億円)近くの取引で買収し、現在までで今年最大の取引で「エムアンドエムズ」や「スニッカーズ」から「プリングルズ」や「ポップタルト」に至るまでのブランドを集めることとなる。
この取引は、消費者がブランドの付いたスナック菓子を楽しみ続けている消費者への賭けであり、高騰する物価上昇をカバーするための値上げの数年間の後で加工食品会社が成長の停滞に直面する中で発生している。
統合された会社は価格を安定させることを目指していると、マースのポール・ヴァイハラウッホCEOは8月14日にロイター通信のインタビューで語り、この取引によって生じるコストを消費者に転嫁しないとした。
アメリカの食品価格は2019年から2023年にかけて約25%増加した。