日本の電子辞書の売り上げは、出生率の低下とスマートフォンアプリ利用の拡大の中で減少を続けている。
国内で製造された初のモデルが発売された1979年以降、電子辞書の売り上げは、入学する人や仕事を始める人への贈り物としてのこの電子機器(電子辞書のこと)への高い需要のおかげで拡大した。ビジネス機械・情報システム産業協会によると、電子辞書の国内出荷数は2007年に280万5,000台に達したという。しかしそれ以降、市場は縮小の一途をたどってきた。2023年には、国内出荷数は38万5,000台と、ピーク時の7分の1しかなかった。販売数の減少により、多くのメーカーがこの市場から撤退を余儀なくされた。