警視庁は、性犯罪被害者がいわゆるデートレイプドラッグを投与されたかどうかを判定するための日本初の簡易検査キットを開発した。
「D1Dプラス」キットは、民間企業と共同で開発された。それは、尿に含まれる睡眠導入剤をわずか数分で検出する。
デートレイプドラッグの使用が関わる性犯罪は近年増加していて、東京では年間20件前後が発生している。被害者は、デートレイプドラッグが入った飲食物を出される。その薬物は被害者の記憶や意識を失わせる。
「犯罪事件かどうかを迅速に判断することで、今後の被害を防ぎたい」と、性犯罪捜査を担当する警察の課長は述べた。
以前は、薬を盛られたかどうかを判定するのに最大1ヵ月かかることがあった。