物価上昇は、赤ちゃんのいる家族に他の消費者よりも打撃を与えていると、シンクタンクによる最近の分析が示した。
赤ちゃん関連製品の価格は6月に前年から9.3%増加したと、浜銀総合研究所は明らかにした。それは、消費者製品全体の3.3%増よりも高い割合だ。
赤ちゃん関連の商品は、「赤ちゃん物価指数」の一部だ。それには、おむつ、粉ミルク、乳児服、人形、おもちゃが含まれる。6月に、その指数の増加割合は、物価が消費税増税により上昇した2015年1月以降、最高ポイントとなった。
「赤ちゃん物価指数の上昇は、しばらく高いままとなることが予想される。昨年からの円安と原料費の高騰、物流コストの増加が徐々に消費者に被せられるようになってきている」と同研究所の遠藤裕基・主任研究員は述べた。