ユネスコの諮問機関が9月7日、東京・神宮外苑の再開発計画の撤回を求めた。
国連の国際記念物遺跡会議(ICOMOS)は、「遺産危機警告(ヘリテージ・アラート)」を発表した。約3,000本の木々を伐採する計画は、東京の庭園都市公園体系を脅威にさらすと主張した。この警告に法的拘束力はない。
ICOMOSはユネスコに勧告を出した。三井不動産と明治神宮に対し、この計画の撤回を求めた。東京都庁は今年、神宮球場と秩父宮ラグビー場を取り壊して再建する計画を承認した。
この計画は、新しい高層建築物のスペースを確保するために、数百本の木々を切り倒すことになる。このプロジェクトは正式に4月にスタートした。三井不動産と明治神宮がバックに付いている。
この不動産開発業者(三井不動産のこと)はこれまでのところ、コメントを出していない。