スイスの氷河をモニタリングしている機関によると、スイスの氷河の体積は過去2年間で10%縮小したという。
2022年の氷河の減少はこれまでで最もひどく、今年の融解速度は2番目にひどかったと、スイス氷河モニタリングネットワーク(GLAMOS)は9月28日に発表した。スイスの今年の夏は、史上3番目に暑かった。
10%の減少は、スイスの氷河が1990年以前の30年間に溶けた分と同程度が2年間で失われたということを意味すると、GLAMOSは述べた。
「今年は、冬に雪が本当に少なかったので、氷河にとって特に問題だった。そして夏はとても温暖だった」と、GLAMOSを率いるマティアス・フス氏は述べた。
アルプスの氷河の半分以上がスイスにある。スイスの気温は、気候変動により、世界平均の2倍近く上昇している。