大英博物館は10月18日、全所蔵品をデジタル化する計画だと発表した。この発表は、2,000点の所蔵品が盗難もしくは行方不明になっていると8月に大英博物館が報告した後で出された。
盗難事件を受けて、博物館の館長が辞任した。大英博物館では、盗難をめぐって1人のスタッフも解雇し、セキュリティーの見直しも開始した。
ロンドン警察は盗難について捜査している。
「本質的に私たちは内部仕事の被害者だった」と、大英博物館のジョージ・オズボーン理事長は議会の委員会で語った。
「学ぶべき教訓がたくさんある」と理事長は付け加えた。
提案されたデジタル化プロジェクトは5年かかり、240万点の記録がアップロードもしくはアップグレードされる。大英博物館のウェブサイトによると、同館の所蔵品は合計で少なくとも800万点あるという。