観光客たちにとって無念極まりないことに、パリで最も有名なキャバレークラブ「ムーラン・ルージュ」の上にあり、ランドマークにもなっている赤い風車の羽根が4月25日の朝の時間帯に地面に落下した。
「135年の歴史の中で、ムーラン・ルージュは多くの冒険を経験してきたが、羽根にこのようなことが起こったのは確かに初めてだ」とこのクラブのゼネラルマネジャーのジャンビクトル・クレリコ氏は報道関係者たちに語った。
風車の羽根は午前2時前に落下したと、同氏は述べた。けが人はいなかった。
ムーラン・ルージュの広報担当者は、この劇場(ムーラン・ルージュのこと)はこの事故の原因を専門家および保険会社と共に調査すると発表した。クレリコ氏は、どんな原因でも、故意のものではなかったと述べた。
1889年に設立されたムーラン・ルージュは19世紀末のパリの文化の世界的なシンボルになった。最近では、観客はほとんどが観光客から成る。