日本の研究で、長期間家族の世話をしている若い介護者は精神的不調を抱えるリスクが高くなることが分かった。
この研究は、東京大学と東京都医学総合研究所によって実施された。
この研究は、長い間体調不良の家族の世話をしている10~16歳の子どもを検証した。研究者たちは、そうした子どもたちは介護者ではない子どもに比べて、精神的不調を発症する可能性が高くなっていることが分かった。
そのリスクは14~16歳の子どもたちの間でとても高くなる。14歳ではうつ病を経験する可能性が2.49倍高い。16歳では、自傷に及ぶ可能性が2.51倍高くなる。短期間の介護者は、うつ病になる可能性が高くなるということはなかった。
この研究結果は、『Journal of Adolescent Health』誌で7月10日に発表された。