東京大学の科学者たちは、生きた皮膚に覆われたロボットの顔面を作った。それから、科学者たちはそのロボットの顔面を微笑ませた。
これは、化粧品業界と医療業界で役立ちうると科学者たちが述べる飛躍的な前進である。
研究者たちは人間の皮膚の細胞を顔の形に育てた。靭帯(じんたい)のような付属物を顔に埋め込み、この顔をにっこりと笑わせるためにそれらを使った。
この付属物を使い、「生きた皮膚を操作することが初めて可能になった」と、主任研究者の竹内昌治氏は話した。この研究は、もっと生き物のようなロボットを作ることに向けた一歩であると同氏は語った。
ロボットはよく金属製とプラスチック製だ。しかし、生きた組織には、脳や筋肉のエネルギー効率から皮膚の自己修復能力まで多岐にわたるたくさんの利点があると竹内氏は述べた。
この研究は6月に『Cell Reports Physical Science』誌に掲載された。