研究者らは、アルゼンチンの科学者らが、現時点で最古のオタマジャクシを発見したと発表した。
このオタマジャクシは、約1億6,100万年前となるジュラ紀に恐竜と共に生きていた大きなカエルの種だ。
研究者たちは、長さ16センチのこの化石から、現在のオタマジャクシがジュラ紀からほとんど変わっていないことが分かると述べた。
これ以上に古いオタマジャクシの化石は見つかっていないが、現時点で最古のカエルの化石は、さらに古い時代にさかのぼる。
このオタマジャクシは、Notobatrachus degiustoiという種のものだ。保存状態が非常に良いため、目や神経が化石の濃い跡となって視認できるとのことだ。
頭部と体のほとんどの部分もそのまま残っている。
化石は、ブエノスアイレスから南に2,300キロほどのところにあるサンタクルーズ州で2020年に発見された。この発見は10月30日に『ネイチャー』誌に発表された。