3人の中国人宇宙飛行士が11月4日、宇宙ステーション「天宮」での6ヵ月間の滞在を経て、地球に帰還した。
乗組員たちは中国の内モンゴル自治区にカプセルに乗って着陸した。パラシュートによりこのカプセルの降下速度が緩められた。宇宙飛行士たちは、午前1時24分にカプセルから出てきた。
この3人の宇宙飛行士は、中国の最新の6ヵ月間のミッションのため派遣された別の3人の乗組員たちと数日前に交代していた。
新チームは女性1名、男性2名から成り、実験を行ない、宇宙遊泳を実施し、宇宙ごみから宇宙ステーションを保護するための設備を設置する予定だ。
近年、中国の宇宙プログラムでは、月から岩石を採集し、火星には無人探査機を着陸させている。
中国は2030年までに月に人を送ることを目指している。これが実現すれば、中国はアメリカが月に人を送って以来、2番目にこれを達成した国になる。