オハイオ州上院は11月13日、トランスジェンダーの生徒が自身の性自認に基づいた性別のトイレを使うことを禁止する法案を可決した。この法案は現在、共和党のマイク・デワイン知事の署名待ちの状態となっている。
共和党が支持するこの法案は、公立の幼稚園から高校までの学校と、大学を対象としている。さらにこの法案では、学校は生まれたときの性別に基づいた、男性用及び女性用「専用の」トイレを、別々に設けなければならないとしている。公立学校には性別で独立したロッカールームもなければならない。
この法律は、学校従業員や、緊急時、幼児や障がい者の介助者には適用されない。
この法案の支持者たちは、この法案は「安心と安全」についてのものだと述べる。
デワイン知事は、この法案に署名したいとしているが、まずは法的な評価を実施すると述べた。
アメリカ自由人権協会は、この法案はオハイオ州のLGBTQ+の人々の安全性を損ね、さらにプライバシーの権利を侵害すると述べた。