奈良公園で、観光客が雄のシカに攻撃される事故が急増しており、地元当局は警告を強化している。
9月にはシカの角による攻撃で35人が負傷している。昨年の9月は、負傷者数は5人だけだった。
35人中10人が病院に搬送された。そのうちの1人は、ももに深い傷を負い、大量出血した。
県職員らによると、ほとんどのけがは、観光客がシカにせんべいをあげようとしているときや、シカに触ろうとしているときに発生しているという。
奈良県の代表者は、けがの急増は「異例のこと」で、雄シカの頭数が前年比で約100頭増加していると述べた。
シカをより安全にするために、職員たちは昨年8月から1日に10~15頭のシカの角を切除している。
しかし、けがは増加の一途をたどっている。