日本で2012年にがんと診断された人の10年生存率は54.0%だったと、国立がん研究センターが2月13日に発表した。
この数値は、2011年にがんと診断された人の10年生存率の53.5%から上昇している。
最新の調査は、全国の医療機関でがんと診断された39万4,108人を対象とした。他の原因で亡くなった人は含まれていない。
最も多いがんである胃がんは、10年生存率が57.9%だった。2番目に多いがんである腸のがんでは58.1%だった。
調査対象となった患者の平均年齢は67.7歳だった。また、調査対象となった人の約60%は、がんと診断された際の年齢が60代か70代だった。
国立がん研究センターは、2023年にがんと診断された患者数は、新型コロナウイルス感染症のパンデミック以前の平均から4.4%増加したとしている。