アメリカの新たな研究で、鳥インフルエンザが動物から一部の獣医に気づかぬうちにまん延していることが示された。
この研究は、アメリカ疾病管理予防センターによって2月13日に発表された。
この研究は、農場労働者が感染していることを明らかにした、より小規模な研究2件に後続するものだ。
以前の研究で、感染が判明した労働者はH5N1型の鳥インフルエンザの症状が出ていたことを覚えていた。新たな研究では、獣医は誰もそうした症状があったことを覚えていなかったのだ。
米国の公式調査による件数では、昨年、ヒトが鳥インフルエンザに感染した件数は68件確認されている。
新研究は、実際の感染件数がもっと多い可能性があることを示すさらなる証拠になると、テキサス大学医学部の感染症研究者グレゴリー・グレイ博士は述べた。
グレイ博士は「このことは、人が鳥インフルエンザに感染しても…発症はせず、そのため、治療を求めていないということを意味している」としている。