フィレンツェの地方当局は、休暇期間中に利用される賃貸物件の家主に対し、2月25日までにカギの受け渡し用ボックスを撤去するよう命じた。地方当局は市内のオーバーツーリズムを抑制する狙いだ。
Airbnbなどの賃貸会社は、時間節約のためカギの受け渡しボックスを利用することがますます増えている。行楽客はカギの受け渡しボックスからカギを受け取り、物件のオーナーは現場に立ち会ってチェックインの手続きを実施する必要がない。
しかし、客と貸し主の間で対面のやりとりがないチェックインには、防犯上のリスクがあると批判者たちは述べている。
「我々は来週、カギの受け渡しボックスの禁止が守られていない場所を調査し、受け渡しボックスの撤去を実施します」とフィレンツェのサラ・フナーロ市長は2月19日に地元のテレビ番組で語った。
イタリア政府はすでに、目で見ることによる客の身元確認がないチェックインを禁止する全国的な規制を発令している。