日本の人口が高齢化するにつれて、高齢の消費者が企業にとって成長市場になりつつある。
日本は世界で最も急速に高齢化が進む社会である。人口の4分の1超―3,600万人―が65歳以上だ。約10年後には、この割合は3人に1人になる。
みずほ銀行の研究で、高齢者の市場は今年、100兆円超の規模に成長すると予測されている。
慶應義塾大学商学部の清水聰教授は、最新の高級商品に関心を持つ高齢者が多いとしている。
これには化粧品も含まれ、化粧品会社の資生堂は、日本全国で高齢者向けの無料のメイクアップコースを開催している。
「外見を美しくするだけはなく、長く、健康的な暮らしを送ることも念頭にあります」と、資生堂の無料クラスの1つの講師、ヒラクミワ氏は述べた。