日本の茶道の流派の1つが3月12日、ワシントンD.C.で茶会を開き、約20人が参加した。多くが着物を着ていた。
茶会を主催した、表千家という茶道の流派の15代家元、猶有斎千宗左さんも参加者の1人だった。
この茶会はアメリカ支部設立15周年を記念したものだ。同支部はアメリカの東部地域を対象としており、ワシントンとニューヨークを含む各地に約150人の会員がいる。
記者会見で、その家元は茶会の精神を守ることが大切だと語った。
「敬意を持って他者に接するという茶会の姿勢は現代社会で最も必要とされていると思います。現代社会では、人々は分断され、対立し合っていると言われています」と彼は言った。
同支部の上野隆司支部長は、表千家は流儀を守るという理念を広めていきたいと述べた。