日本のインフルエンザのシーズンが例年より早く始まったことで、新型コロナウイルス感染への懸念がさらに高まっている。厚生労働省の報告によれば、インフルエンザの患者数は週を追うごとに増えており、都道府県や学校が流行の対策に当たっている。
9月22日に発表された厚労省の最新の週報によると、9月11日から17日までの期間、全国のインフルエンザ感染者数は1医療機関当たり平均7.03人となり、前週の4.48人から増加した。
全体の感染者数は3万4,665人で、前年同期はわずか111人であった。前週の患者数は全体で2万2,111人だったと同省は発表している。
東京都では9月21日、インフルエンザの定点あたり報告数が流行注意報の発令基準である10人を上回る11.37人となり、注意報が発令された。小池百合子都知事は9月22日の定例記者会見で、インフルエンザと新型コロナウイルスの両方の感染拡大を予防するため、適切な換気、手洗い、マスク着用などの感染予防対策を継続するよう呼び掛けた。