神田憲次財務副大臣は11月9日に自身の会社が土地と建物にかかる固定資産税を滞納していたことを認め、13日に辞表を提出した。神田氏の会社の滞納は2013年から昨年にかけて4回にわたり土地と不動産の差し押さえを受けた。
岸田文雄首相は11月13日、9月の就任直後に辞任を余儀なくされた副大臣の任命について謝罪した。
ここ1ヵ月で3人目となる内閣幹部辞任の責任をどう取るつもりかと問われ、首相はこう答えた: 「政府一丸となって職務に当たることで国民の信頼回復のために努力していかなければならないと強く思っている。任命責任については重く受け止めている」。
税理士である神田氏は11月9日の国会質疑で、納税の義務を軽んじていたわけではないが、国会議員としての職務に忙殺されて事業の税務詳細を監督することができず、会計事務所に任せていたと述べた。