ガードの山本麻衣が大事なところで素晴らしい活躍を見せ、東京大会銀メダルの女子バスケットボール日本代表は2月11日、激戦の末にカナダに86対82で勝利してパリ五輪出場を決めた。
アカツキジャパン(バスケ日本代表のニックネーム)は、ハンガリー・ショプロンで開催された4チームによる五輪予選大会を2勝1敗で勝ち抜き、3大会連続の五輪出場を決めた。恩塚亨ヘッドコーチ率いる世界ランキング9位の日本は、総当たり戦の最終戦に臨むにあたって、パリ行きの切符を手にするためにはランキング5位のカナダを倒す必要があった。
山本とパワーフォワードの馬瓜エブリンがそれぞれ21得点で日本をリードし、スピーディーなガードの宮崎早織が16得点を加えた。
24歳の山本は、最終クォーターの終了近くにいくつものビッグプレーでチームを勝利に導いた。残り41秒で厳しいディフェンスと競り合ったレイアップを決めて85-80とリードを広げ、残り17秒にはファウルを誘ってフリースローを1本決めて4点差にしたことで勝利を決定づけた。
「チーム一丸でつかみ取った勝利、ほんとにうれしいです」と恩塚ヘッドコーチは語った。