東北で隣接する山形県と秋田県で大雨が続く中、男性警察官の死亡が確認されたほか、新たに女性が行方不明になっていることが分かった。
7月28日現在、この災害による死者は2人、行方不明者は3人となっている。
梅雨前線の影響で、山形県と秋田県では7月30日ごろまで激しい雨が続く見込みで、気象庁は河川の増水や氾濫、土砂災害、低地の浸水に警戒するよう呼び掛けている。
山形県と秋田県では、これまでに少なくともそれぞれ109棟と164棟の住宅が浸水したと両県が発表した。秋田では、田畑の冠水などによる農林水産関係の被害が1億1,100万円に上った。
72時間雨量は、山形県真室川町で27日午前6時20分までに444.0ミリ、酒田市で同5時40分までに400.5ミリ、秋田県北秋田市で同9時までに283.0ミリに上った。