東京都心にある歴史的な明治神宮外苑の再開発を担当する事業者は、計画の修正を発表した。伐採する樹木の数を減らし、新たに植える数を増やし、神宮外苑の象徴であるイチョウ並木から工事箇所をさらに遠ざける。
今回の変更は、昨年9月に東京都が事業者に対して樹木保全策の見直しを求めたことを受けて行なわれた。事業者が修正案を作成していた1年間、樹木の伐採とプロジェクトの一部は中断されていた。事業者は同案を9月9日に都に提出した。
主な修正点の一つは、再開発計画の一環として伐採・植樹される木の本数である。当初の計画では743本の樹木が伐採される予定だったが、修正案では124本減った。また、再開発後に新たに植えられる木の数は261本増えた。