Surgeon fired after cleaner assists surgery外科医、清掃員に手術を手伝わせ解雇

ドイツ西部のある病院の関係者たちは、この病院の外科医の１人が足の指の切断手術を清掃員に手伝わせていたことが判明した後、遺憾の意を示した。

公共放送局SWRは５月19日、2020年に起こったマインツ大学病院でのこの出来事で、患者は何も合併症を起こさなかったが、その医師はその後解雇されたと報道した。

同病院の院長ノバート・ファイファー氏は、この外科医は資格のあるアシスタントがいなかったにもかかわらず、決まった施術を進めるという誤った決断をしたと述べたとSWRは報じた。

地元の日刊新聞『マインツア・ アレゲマイネ・ザイトゥング』紙によると、局所麻酔を受けていた患者が落ち着かなくなっていたとき、医師が近くの清掃員に、その男性患者の足を持って手術器具を手渡すように頼んだという。同紙は、この清掃員には医療経験はなかったと報じた。

この出来事は、病院の管理者がその清掃員―血まみれのパッド状のガーゼを手に持った―が手術室にいるのを見つけた後で露見したと、同紙は伝えた。

「これは起きてはいけないことだ」とドイツの通信社dpaは、ファイファー氏が語ったとして引用して報じた。