ニューヨーク州北部のマンリウス村は、5月27日にこの村の池から4羽の子ども白鳥たちと一緒に盗まれた白鳥フェイの喪失を悲しんでいる。子白鳥たちは取り戻されたが、職員らは母白鳥は食べられたと述べている。
「母白鳥は食べられた」と、マンリウス村のポール・ウォーラル村長は5月31日に発表した。「悲しい話だが、それが彼らのしたことだ」。
10代の若者3人が5月30日、この白鳥の誘拐に関連して、重窃盗罪と器物損壊罪で逮捕されたと、マンリウス警察のケン・ハッター巡査部長は述べた。
フェイやそのつがいのようなコブハクチョウは、北アメリカ原産ではない。彼らは観賞用の種として持ち込まれ、その美しさで愛されているが、野生動物保護職員らには侵入生物種としてみなされている。
白鳥を狩猟することはアメリカのいくつかの州では合法だが、ニューヨークでは違法だ。
10年以上の間、フェイとマニーは村の池で悠々と泳いでいて、毎年春になると、ひなをかえして、子白鳥を育てていた。
若い白鳥たちは世話をされ、数週間ほどで自力で生きていけるくらい大きくなったら池に返されると、ハッター巡査部長は述べた。