ラスベガスで開かれる大会、ワールドシリーズオブポーカーに参加できるように、末期がんを患っていると言い、数千ドルの寄付を受け取っていたあるポーカーのプレーヤーは今、それは全部嘘だったと認めた。
ロブ・マーサー氏は6月に(クラウドファンディングの)ゴーファンドミーの自分のページでステージ4の結腸がんの診断書をでっち上げたとラスベガス・レビュー=ジャーナルに語ったと、この新聞が9月20日に報じた。
カリフォルニア州バレーオのマーサー氏は、ノーリミットホールデム世界選手権に参加するために必要な金額1万ドル(140万円)を満たすのに十分な資金を集めようとしていた。彼は、ベラージオ・ホテルでスイート・ルーム一泊を含め、3万ドル(440万円)から5万ドル(740万円)の間に相当する寄付を受け取った。彼は、慢性疾患を患っているアリゾナ州から来た仲間のプレイヤーからも2,500ドル(37万円)の寄付をもらった。
「私がどんな状況だったかについて正直でなかったことを申し訳なく思っている」とマーサー氏は同紙に語った。
ゴーファンドミーは9月21日、寄付金を寄付者に返金し、マーサー氏をこのプラットフォームから追放したと発表した。
「ゴーファンドミーは当社のプラットフォームの不正使用を一切容認しない。私たちのコミュニティーの寛大さを悪用する人々に対して迅速な行動を取る」と同社はAP通信に述べた。