ジョージ・ワシントンは、有名な話とは反対に、さくらんぼの木を切り倒したことはなかったが、バージニア州マウント・バーノンにある自宅にさくらんぼの入ったビンをかなりしまい込んでいた。
さくらんぼやベリー類が入った数十本のボトル―ポトマック川岸にあるワシントンの邸宅の貯蔵庫から発掘された貯蔵穴の中で信じられないほどよく保存されて―が修復プロジェクトに関連した考古学的な発掘作業中に発見された。
マウントバーノンの主任考古学者であるジェイソン・ボロウズ氏は、完全な状態で保存された250年以上前の食べ物がこんなにたくさん発見されたのは基本的に前例がないと述べた。
「基本的には生の果実であるものを250年後に発見することはかなり注目に値する」とボロウズ氏はあるインタビューで述べた。「これが起こるには、何というか、あらゆる条件が整わねばならない」。
さくらんぼとして認識できる丸ごとの果物がビンのいくつかに発見された。確認の検査が行なわれているが、セイヨウスグリかカランツと思われるものが入ったビンもあった。
マウントバーノンは、これらの果物のDNA検査を実施する農務省と協力している。