イギリスの国王チャールズ3世は珍しい金色のヤギの品種に王室の称号を授けた。
今後、ガーンジー島とのつながりで知られるこの品種はロイヤル・ゴールデン・ガーンジーという特別な称号を持つこととなる。この称号は、イギリス海峡にあるこの島を国王が訪れていた間に、7月16日に授けられ、世界のどこででもこの家畜の品種に適用される。
国王はこの栄誉を与えた際、小さなヤギのうちの1頭をなでて、淡い金色の毛の色をほめた。
このヤギは珍しい品種で、イギリスのレア・ブリード・ウォッチリストでは「危機にある」とみなされている。この品種は、人懐こくておとなしく、良質なミルクを生み出す。
レア・ブリード・サバイバル・トラストの会長のクリストファー・プライス氏は、この栄誉は、この品種の歴史的な重要性と、生物多様性や環境、持続可能な食品生産に対する価値を認めるものだと語った。
「このヤギは食べるものの好みがうるさく、放牧することでかなり特殊な環境的恩恵をもたらすことができる」と、プライス氏は声明の中で伝えた。「私たちは国王陛下に対して、イギリスの希少な自国の家畜とウマ科の品種を支える彼の継続した大変貴重な支援に感謝している」。