クリスティアン・モレノさんは初めて出場した大食いコンテストでロブスターロールをのどに詰まらせ、そのとき、ステージの横にいた男性が何が起こっているのかに気づいてモレノさんのもとに駆けつけ、ハイムリック法(気道に詰まった異物を除去する救急救命法)を施した。駆けつけた男性はニューハンプシャー州のクリス・スヌヌ知事だったことが分かった。
9月8日のハンプトンビーチ・シーフードフェスティバルで知事がモレノさんを抱え上げて何度か腹部への圧迫を行なっている様子が映像で示された。救急医療隊員がその後を引き受けて、食べ物が取り除かれるまで圧迫を続けた。モレノさんはすぐに回復し、食べることを続けさえした。
モレノさんは9月9日に、知事の行動に感謝していると述べた。
「知事は即座に駆け付け、状況を打開しようとして、他の人たちにも気づかせた」とモレノさんは話した。
スヌヌ知事は、この救急救命法を施したのはこれが初めてだったと語った。
「高校時代の保健の授業をよく聞いていてよかった」とこの共和党の知事は声明で述べた。
ナシュア在住のモレノさんは、10分間で食べられるだけ食べる競技の参加者6人のうちの1人だった。