ワシントン州キットサップ郡の郡副保安官は動物についての通報をよく受ける―逃げた家畜や問題のある犬たちなどに関する通報だ。しかし最近、ポールズボ近郊の自宅の周りに群がっている数十匹のアライグマに追いかけられた女性から彼らが受けた911通報は際立っていた。
その女性は、50匹から100匹のアライグマが自宅の敷地に押しかけて、攻撃的な動きをしてきた後、家から逃げなければならなくなったと報告したと、保安官事務所の広報担当であるケビン・マッカーティ氏は述べた。女性は、数十年前にアライグマの家族にえさをあげ始めて、姿を現すアライグマの数が数匹から約100匹になった6週間ほど前までは問題なかったのだと保安官に話した。
「彼女は、そうしたアライグマたちがだんだん攻撃性を増していき、食べ物を要求してきて、彼女に昼夜問わずつきまとい、彼女の家の外やドアをひっかいてくるのだと話した。彼女が車を停めると、アライグマは車を取り囲み、車をひっかいて、彼女が玄関から車まで行くか、ただとにかく外へ行くかすると彼女を取り囲むのだと言った」と、マッカーティ氏は述べた。「アライグマたちはこれを今は食料源としてみているので、彼女の家に戻り続けて、食料を期待し続けた」。
アライグマの数が突然増えた原因が何であるかは不明だった。