警察は日本の南西部にある幼稚園で靴を盗んだ泥棒が野放しになっていると思っていたが、ついに柔らかい毛で覆われた犯人が犯行に及んでいる様子を防犯カメラが捉えた。
福岡県のこの幼稚園に警察が3台のカメラを設置したところ、小さな靴を口にくわえた1匹のイタチがビデオ映像で捉えられた。
「人間ではないと分かってよかったです」と、警察署の稲田浩明副署長はAP通信に11月24日に語った。
なくなった靴は全て子どもたちが室内で履く上履きで、ドア付近の下駄箱に収められていた。
イタチは物を隠すことで知られていて、イタチをペットとして飼っている人たちは、イタチが隠せるようにおもちゃを与える。
警察に通報される以前、イタチは靴を散らかし、そのうちの15個の靴を取って行った。さらに翌日には6つを持って行った。イタチは11月11日に戻ってきて、さらにもう1つを盗んでいった。カメラが捉えたのはこの盗みの映像で、翌日に確認された。
この泥棒(イタチのこと)はキャンバス生地で作られた白い上履きだけを持って行ったが、おそらくそれは、軽くて運びやすかったからだと思われる。
野生と思われるこのイタチは未だ逃亡中だ。