1頭の馬がニューヨーク州北部の池の氷を突き破って落ちたが、救助に駆け付けた人が協力して引き上げて馬を救出し、その馬は極寒の水から抜け出すことが出来た。
対応に当たった警官のボディーカメラの映像には、サラトガ・スプリングズ警察と近隣住民のチームが2月24日、うなり声を上げ、必死になって1,300ポンド(590キロ)の馬・スライを氷の穴から引き上げようといる様子が映っている。スライが前足をばたつかせる中、救助に当たった人々が「1、2、3、引いて!」、「よし、来い! 今助けるぞ!」と叫んでいる様子が映っている。
スライの飼い主のアリ・アーネストさんは、仕事からの帰宅時に、飼っている3頭の馬が池で遊んでいるのに気が付いたと話した。馬が池で遊ぶのは珍しいことではなかったが、もう一度外に目をやると、22歳のクォーターホースであるスライが氷を突き破って落ちてしまっていたというのだ。
アーネストさんは助けを求めて何度か電話をかけつつ、氷の穴まで走り、スライの端綱(馬の口に付けて引く綱)をつかんで、スライの頭を上向きに保ち、助けが来るのを待っていた。
警官のカイル・クリントンさんが最初に到着し、アーネストさんに協力してスライの頭全体を氷上に引き上げた。まもなく別の2人の警官や近隣住民、家族など、他の人々が彼らに協力した。