睡眠は人間にとっても、動物界全体でも貴重な活動で、生物学的な目的がやや謎めいているとしても、不可欠なものだ。私たちは人生の約3分の1を睡眠に費やしている。しかし、眠る時間がもっと短い動物もいる―キタゾウアザラシのようにある特定の種は究極に眠らない。
この新研究の研究者たちはこの種の珍しい睡眠習慣を描写し、これらの大きな海洋哺乳類(キタゾウアザラシのこと)は、7ヵ月続くことがある太平洋での採食のための移動中に、1日に2時間しか―捕食者を避けるために深く潜ってする1回10分間ほどのうたた寝を寄せ集めて―眠らないことを発見した。