科学者らは5月8日、私たちの天の川銀河の近隣にあるフォーマルハウトと呼ばれる明るい恒星のまわりの新しい詳細を明らかにしたジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測を公開した。
天文学者らは、フォーマルハウトのまわりにある1本のデブリ帯を1983年に初めて発見した。ウェッブ宇宙望遠鏡の観測はその恒星のより近くにあるさらに2つの輪を明らかにした―明るい内側の1つと、狭い中間位置の1つだ。この3つの入れ子になった帯はフォーマルハウトから230億キロ広がっている。この距離は、地球から太陽までの距離の約150倍だ。
フォーマルハウトは地球から25光年の位置にある。太陽のほぼ2倍の大きさで、約4億4,000万歳―太陽の年齢の10分の1以下だ。