これまでで初めて、地球の温度上昇のもっとも可能性が高いシナリオは、今後5年以内に少なくとも1年は1.5℃の温度上昇を超えるだろうと、世界気象機関(WMO)が5月17日に発表した。
2027年までに1.5℃に一時的に到達する可能性は66%で、「1.5℃を超える可能性がそうならない可能性よりも高くなるのは、史上初めてだ」と、WMOの最新の『10年間の気候変動の最新情報についての世界規模の年次報告書』に取り組んだイギリス気象庁ハドレーセンターのアダム・スケイフ氏は述べた。
同機関では、この5年の期間が全体として史上最も暑くなる可能性は98%だということも分かった。