宇宙の微小重力の環境を移動することが人体に干渉するさまざまな仕組みについての証拠が増えている。新しい研究は、免疫システムに不可欠な白血球細胞の遺伝子の活動を宇宙空間での移動がどのように抑えるかを示した。
国際宇宙ステーションに搭乗して4ヵ月半から6ヵ月半を過ごした14人の宇宙飛行士が関わった研究で、白血球とも呼ばれる白血球細胞内の遺伝子の発現が、宇宙に到達したときに急速に減少し、それから正常に戻るまでは地球に戻ってからそれほど長くかからなかったことが分かったと、研究者たちは6月22日に述べた。
この研究結果は、宇宙飛行士がなぜ飛行中に感染症にかかりやすくなるのかについて、洞察をもたらした。