気候変動と昆虫による致命的な病気のまん延により、メキシコ市の当局は、この首都の象徴として住民に愛されている有名なヤシの木を切り倒さなければならなくなった。
カナリア諸島ナツメヤシは、アフリカの北西部の沖合にあるこのスペイン領の列島(カナリア諸島のこと)の固有種で、200年以上生き延びることもある。
しかし、メキシコ市に日陰と緑をもたらしていたヤシの木々は、死を招く黄変に苦しんでおり、これについて専門家たちは、アジアの熱帯が原産の甲虫の1種であるヤシオオオサゾウムシによって引き起こされていると述べている。専門家たちは、気候変動により、木々がそうした昆虫により弱くなっていると述べている。