カリブ海のハコクラゲは体長がわずか1センチで、脳を持たない。クラゲ、イソギンチャク、サンゴを含む生物のグループである刺胞動物門には脳がない。
しかし、これらのゼリー状の生き物は、泳ぎながら障害物にぶつかることを防ぐために、視覚的な手掛かりから学習することができると、研究者たちは9月22日に発表した。これは、このような原始的な神経系を持つ動物にはこれまで見られたことのなかった認知的能力だ。
「連想系学習」と呼ばれるハコクラゲの動きは、脳があることの顕著な利点があるミバエやマウスといったはるかに進化した動物たちに匹敵すると、研究者たちは述べた。