世界保健機関(WHO)は10月2日、マラリアの2つ目となるワクチンの使用を、生命を脅かすこの病気(マラリアのこと)がいくつかの種の蚊から人間に伝染するのを抑えるために、推奨した。
「ちょうど2年近く前、WHOは『RTS,S』と呼ばれる世界初のマラリアワクチンについて広範囲の使用を推奨した」と、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長はジュネーブでの記者会見で述べた。「今、マラリアの感染リスクのある子どもたちにおいてマラリアを予防するために、WHOで2つ目となるワクチン『R21/マトリックス-M』を推奨すると発表できることは私にとって大いなる喜びだ」。
「R21/マトリックス-M」は、オックスフォード大学が開発したもので、2024年半ばまでには利用可能になるだろうとテドロス事務局長は述べ、ワクチン1回分の費用は2ドルから4ドル(300円から600円)の間となるだろうと付け加えた。