アメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙探査機サイキが10月13日に打ち上げられ、鉄で覆われた稀な小惑星への6年をかけた旅路に出発した。
ほとんどの小惑星は、岩や氷でできている傾向があり、今回は金属でできた小惑星の初の探査となる。科学者たちは、この小惑星が初期の惑星の核の傷んだ残骸である可能性があり、地球や他の岩石でできた惑星の到達できない中心部に光を当てる可能性があると考えている。スペースXはNASAのケネディー宇宙センターからこの宇宙探査機を打ち上げた。この探査機が追いかける小惑星にちなんで名付けられたサイキは、2029年にこのじゃがいも型の巨大な物体に到達することになっている。
「とてもスリリングです」と、NASAのジェット推進研究所のディレクターであるローリー・レシン氏は語った。