新しい宇宙服を着用した2人の宇宙飛行士―億万長者1人と技術者1人―が9月12日、スペースXのカプセル型宇宙船の船外で世界初の民間の宇宙歩行を軌道上で達成した。これまでは国の宇宙プログラムの宇宙飛行士に限られていた危険な偉業だ。
ポラリスドーンミッションの宇宙飛行士たちは、地球の上空約730キロのところで命綱に繋がれて、小さな山型のお菓子の形をしたクルードラゴンのカプセルの船外で、一度に一人ずつ、一人10分ほど活動した。イーロン・マスク氏の会社(スペースXのこと)は再び、民間宇宙飛行の境界を押し広げることに成功した。
テクノロジー業界の億万長者であるジャレッド・アイザックマン氏が最初に外へ出て、次にスペースXのエンジニアのサラ・ギリス氏が続いた。