早稲田大学などの研究者たちから成る研究チームは、子宮頸がんを発症している可能性がある患者の尿内に含まれるタンパク質、ヒトパピローマウイルス(HPV)を検出したと発表した。このタンパク質は、患者の尿内に極微量にしか存在せず、検出するのが難しい。
HPVのタンパク質の特定のタイプは、子宮頸がんを引き起こす物質として作用する。研究チームは、このタンパク質のタイプを高感度で検出する検査方法を開発した。
この手法は、がんを引き起こすリスクが高いHPV16型のタンパク質を、市販されている検査キットの約100倍高い感度で検出することに成功した。